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えんぴつころがし2014.10.20

公営スポーツセンターの人間模様

8月末に受けた人間ドックの結果が衝撃的に芳しくなく、
食事を野菜メインにしたり、
なるべく運動をするようになった森田です。
 
僕が住んでいる市には公営のスポーツセンターがあり、
市民だとジムは130円、プールは380円(夏期はもっと安い)で利用できます。
ジェクサーとかコナミスポーツとか、メジャーな民間施設も近所にあるんですが、
正直、いつ飽きるかわからないので、1回単位で利用できる公営施設を愛用しています。
 
僕はいま、エアロバイク30分⇒軽く筋トレ⇒ルームランナー30分⇒1000mスイムという、
勝手につくった「一人トライアスロン」というメニューがお気に入りです。
 
この公営スポーツセンター、通いはじめてわかりましたが、
結構大人気のようです。時折、仕事をさぼって…もとい、
早く終わらせて平日の夕方にも行きますが、いつでもけっこう人がいます。
 
 
ガチでスポーツ大好きな中高年、一線は退いたけど鍛え続けているシニアアスリート層を中心に、
主婦風のお嬢さんがたや体育会系の学生、あとは僕みたいな「医者の指導」できているらしい人など、
利用者の種類は多種多様です。
 
 
ただ、正直よくわからないタイプの人も多々見受けられます。
まず、数人確認していますが、やたらと幅を利かせているご高齢のおじさま。
僕は「牢名主タイプ」と名付けました。
よく、映画やコントの刑務所シーンに出てくる、
刑期が長くて色々詳しくてアレコレ言ってくる感じの人です。
 
例えばベンチプレス初心者がウエイトをがっしゃーんと落とすと、
速攻でこっちへやってきて「これはそうやって使うモノじゃない」と言ってきます。
僕も一度言われたので、気をつけるようになりましたが、
この牢名主様は、どうも、そうやって「指導」すべき気配の人に目を付けて、
間違いを犯すのを待っている節があるので注意が必要だと知りました。
 
 
次によく見かけるのが「プロテインカフェ」さんです。
基本、どんな時間帯にもなぜかよくいます。
タンクトップで肉体をアピールしている風ですが、そんなにキレてはいません。
プロテイン片手に、ジムのスタッフさんと筋肉を中心とした話題で盛り上がっていますが、
基本、ジムのスタッフさんは邪魔そうな気配をだしています。
 
 
それから最近気になっているのが「フリース黒子ちゃん」です。
ある日、隣のバイクに真っ黒な人影がいることに気づきました。
その姿がかなり異様。おそらく中綿かフリース裏地の入った黒いズボン、
フリースの上着に、フリースのネックウォーマーで顔まで覆い、
ただひたすらバイクを漕いでいるんです。
体格は小柄ですが、性別年齢は全く不明。
その漆黒のお姿のまま、疲れ果ててバイクのハンドルに突っ伏したりしているので、
2度見どころか、5度見くらいしてしまいました。
あとで顔を出しているのをチラ見したら、おそらくは10代の女の子。
どんな事情で、こんな苦行をしているのかは知りたいけど、知りたくないです。
 
 
あとは「ダンスマンタイプ」も魅力的ですね。
岡村靖幸さながらのキレたダンスを舞いながらルームランナーを走る男性や、
あと、鏡の前でひたすらパラパラ風の踊りを練習しているおじいさん(60歳代?)など、
身のこなしと雰囲気にギャップがある人たちにもグッときます。
 
まあ、僕も誰かに「職業年齢不詳の必死マン」とか言われていそうですが、
しばらくはこの施設を愛用していきたいと思う次第です。

森田 哲生

森田 哲生 | Rockaku代表

1978年/東京都八王子市出身/多摩美術大学美術学部芸術学科卒業
編集プロダクション、広告制作会社などを経て2007年に独立。Rockaku事務所を立ち上げる。コピーワーク、CI計画、コンセプトワークなどを中心に手がけつつ、企業のアドバイザーやセミナー講師などとしても活動中。得意分野は住宅、士業、ネーミングなど。

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