Journal
鞄に辞書までつめこんで2022.03.07
マブ。
入社して6年目だか7年目だか8年目だかになる。
私の仕事はいわゆる継続案件が多い。
とある工務店の定期コラム、
とあるファッション企業のオウンドメディアの連載記事、
もう何年目かになる、とある会社の社員インタビューの更新……
長いお付き合いのお客さまだと、最初の出会いは5年ほど前だ。
何なら社内メンバーよりも長い期間の付き合いだったりするし、
社内メンバーよりもしょっちゅう会う機会があったりする。
お客さまだけではない。
いつもお世話になっている制作メンバーもそうだ。
いつもお世話になっている制作メンバーもそうだ。
デザイナーさん、ディレクターさん、カメラマンさん……
すっかりお馴染みのチームで動く案件はとても多い。
いつものメンバーと同じ現場になると、
「おつかれさまです~」と手を振って挨拶し、
「また来週~」なんて言って別れたりする。
もう、マブである。(※1)
そんなお馴染みのメンバーの一人であるカメラマンさんから、
先日、なんだか心がホワホワすることを言われたので
ちょっと聞いていただけるだろうか。
*
その対談取材は、ちょっぴりオカタイ雰囲気になってしまった。
対談の内容が内容だけに、どうしてもキャッキャとできないのは仕方ない。
でも、掲載媒体は比較的軽い印象のものだ。
私は、帰り道で「どうしたものか、まあどうにかなるか」と少し悩んでいた。
でも、後日カメラマンさんから送られてきた写真はどの表情もとてもやわらかく、
オカタイ内容をうまく中和してくれていた。
やっぱりこのカメラマンさんは最高だぜ!
と、いう感じのお礼を返信に添えたら、
「表情に関しては間違いなく話の引き出し方が上手いからですよ。毎回流石です!」と嬉しいお返事がさらに届いたのだ。
……んもう!(照)
とっても嬉しくなる一言だった。
そして同時に、
「そうか。取材中に撮影した写真の表情は、
主に自分が引き出したものなのか」と改めて実感もした。
対談中の表情は、主に話をしている相手に向けられたものだ。
同席したメンバーから助け船をいただくことも当然あるけれど、
基本的には進行担当である私の采配に左右される。
もし、私が投げ掛ける質問の意味がよくわからなかったり、
明後日の方向に進行を進めてしまったりしたら、
相手は終始困った顔をしてしまうかもしれない。
対談中の笑顔は、間違いなく私が引き出したものなのだ。
私は、取材のときはその場の空気もなるべく軽くなるよう努めている。
単純に私が重く真面目な取材をするのが苦手というのもあるけれど、
どうせなら、取材対象者の人に楽しんでもらいたいという想いが根底にあるからだ。
せっかくなら、「今日話して良かった」と思ってもらいたい。
貴重な時間をもらっているのだから、ムダになったと思われたくない。
そんな風に考えながら、取材にも、執筆にも、取り組んでいる。
※実際に相手がどう想っているかはわからないので、あくまで努めているだけだけれど。
この姿勢のおかげで得られた表情というものが、
もしかすると過去にもたくさんあるのかもしれない。
そんな風に思えた。
そして、一瞬でも笑ってもらえたら、いい表情を引き出したら、
必ずカメラマンさんが捉えてくれる。そう信じていることに気づいた。
今まで意識したことはなかったけれど、
何度も同じ現場をご一緒させてもらったからこそ、
そんな信頼関係がお互いに築けているのかもしれないなと
今回のやり取りを通じて思ったりした。
このカメラマンさんだけではない。
デザイナーさん、ディレクターさん、企業の担当者さん……
いつもお世話になっている人たちとは、
私達がお互いにまだ気づいていない
信頼関係がきっとあるのだと思う。
仕事で出会う人たちとのエピソードは、
なかなかいいもんが多い。
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※1(マブ…マブダチ。仲の良いトモダチという意味で使われる死語)