Journal
脳みそのチューニング2015.02.19
雪国育ち
こんにちは。
今月から新しくメンバーに加わりました、船木です。
決意表明は下のURLにあるので省略するとして、
早速、ブログを書き始めようと思います。
http://rockaku.jp/news/content.php?id=172
僕は高校まで新潟県の新潟市で育ちました。
”新潟県”と聞くと、たいていの人は、
この時期なら特に”新潟は雪国だ”と脳内で直結して、
次にこのような質問をしてくるでしょう。
「スキーやスノーボードなんかも得意なんでしょう」
雪国育ちの人なら、誰でも質問されたことがありますよね。
そして、大半の人はこう答えます。
「そんなことないですよ~」
次に出てくる言葉は、ざっくり分けるとこの2パターン。
「人並みに滑れますよ」
「全然滑れないんです」
まずは、前者の回答。
これは、比較的、大雪に囲まれて生活してきた人でしょう。
山岳地帯の学校に暮らしてると、冬場は必ずと言って良いほど
スキー授業があるので、そこで下地が完了します。
授業がなくなっても、見渡せば山がある。
あとは毎年数回、ゲレンデに行くだけで、あら簡単。
「人並みに滑れますよ」と言い切れるようになるんです。
次に、後者の回答。まさに、僕はこっち。
生まれ育った新潟市は、冬のピーク時でも積雪が30cm未満。
ゲレンデまでは車で約2時間、冬場の授業は室内での球技、
澄んだ冬の空を見渡すと、霞かかった遠く山々が幻想的に見える。
小学生頃までは年1回はゲレンデに行っていたけれど、
それ以降は部活に励んだり、映画に没頭したりで、ぱったり。
ほぼ滑れない、スキーウエアすら必要と感じない、
「全然滑れないんです」タイプになってしまいました。
もちろん、最初の質問に悪意はありません。
ただ一概に、”雪国生まれ”と言っても、
何々岳の麓で育った人と、日本海を見て育った人は、
嗅いできた匂いも、季節ごとの湿度や気温も、ほとんど逆。
ローカルの中でも細分化されたカテゴリーで、
周辺何キロメートルかの規則性やルールに則って暮らしています。
雪道での歩行が得意。寒さに強い。
ゲレンデが好き。アウトドアが好き。温泉が好き。
お酒に強い。日本酒に詳しい。魚沼産こしひかりの申し子。
そのイメージを、僕でチューニングしてみてください。
きっと、「温泉が好き」くらいしか当てはまらないと思いますよ。
あと、真冬の、ちょうど今の時期くらいの日本海はおすすめです。
自然の猛威を細胞で感じられますよ。
ゲレンデに行った帰りにでも、(現地で一泊する覚悟で)
ちらりと立ち寄ってみてくださいね。
それでは、また。