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曇っためがねを拭きながら2018.04.13

コピーライターの「出力」と「入力」の技術。

僕がRockakuに入社したのは2017年の5月。
「コピーライター」という名刺をもらってから早いものでもう1年が経とうとしてます。
わからないなりにいろいろと取り組んできたこの1年を回顧しつつ、
今回は「取材」のお話を少し。
 
Rockakuに入社するまでは、コピーライターは、
目の前にある与えられた条件を、わかりやすく、ユーモラスに表現する仕事、
いわば「出力」の技術で勝負する職業だと思っていました。
 
でも、いざRockakuで働き始め、たくさんの現場を見ていくと、
「出力」だけじゃなくて、「入力」にも技術があること、
しかもそれはとても大切な技術なんだということが分かりました。
 
そして、その「入力」の技術のベースこそが「取材」。
 
お寿司屋さんに例えると、いくら腕利きのお寿司職人さんでも、
そもそも米や魚がなければお寿司は握れない、
逆に良い食材が仕入れられれば美味しいお寿司が握れる、
みたいなことでしょうか。
 
問いを発したり、仮説をぶつけてみたり……
自分が触媒となって、目の前にいる取材対象者さんに関わることで、
いろいろな考えや事実が浮かび上がってきます。
ご本人も意識されなかった考えや事実に一緒に到達できたときには、
その日はずっと心がホクホクしています。

そのように「どれだけ良質な触媒になれるか」というところも
「コピーライター」としての勝負どころであり価値であるはず……!
 
これからも取材がんばっていくのでどうぞよろしくお願いします。