野呂川広河原インフォメーションセンター/CLIMBER’S GATE LOUNGE(クライマーズ・ゲート・ラウンジ)

カテゴリー
取材・編集・ライティング

背景

日本で2番目に高い山である北岳をはじめ、3,000メートル級の山々が連なる南アルプス。長野・山梨・静岡の3県にまたがる山脈です。その北部エリアの登山口として知られているのが、山梨県の山深い場所にある広河原。ここには環境省の直轄施設「野呂川広河原インフォメーションセンター」があります。

Rockakuは、この施設のリニューアルプロジェクトにコピーライターとして携わり、各展示の説明文やキャプションなど、目に触れるテキストの大部分を担当しました。

主な担当領域

  • 展示物の企画・構成・ライティング

制作の流れ

野呂川広河原インフォメーションセンターは登山情報の提供や自然保護、南アルプスが誇る貴重な動植物のPRを目的に、環境省が2010年に開設した施設。甲府駅から車で2時間弱の場所に位置しています。

リニューアルに際してのコンセプトは「CLIMBER’S GATE LOUNGE」

今回のリニューアルで目指したのは、南アルプスを訪れる人が必ず立ち寄りたくなる施設にすること。そして、南アルプスの魅力に触れ、自ら発信したくなるような体験をつくること。「挑む」「楽しむ」「守る」の3つをテーマに掲げ、登山時の注意喚起にとどまらず、南アルプスの自然や文化への理解が深まる展示を意識して企画・ライティングを進めました。

インフォメーションセンター1階

入口すぐの展示は「登山の心得」。               マナーや装備をおさらいして事故防止へ
2階へと続く展示には、
先へ進みたくなるようなコピーを制作しました

階段

木毛セメント板に施したステンシルアートは、南アルプスの山々を表現。
さらに、動植物のイラストと説明文も配置し、展示を楽しみながら2階へ足を運びたくなる工夫を

インフォメーションセンター2階

2階には、プロジェクションマッピングを用いた展示や南アルプスの四季を映し出す映像展示、登山前・下山後に休憩できるラウンジが新しくつくられました

「北岳に刻まれた物語を辿る」では、北岳周辺における環境省職員の取り組みや地域での活動を紹介しています

風除室

登山の前に記念撮影できるフォトスポットも新設

南アルプス北部の登山拠点、野呂川広河原インフォメーションセンター(CLIMBER’S GATE LOUNGE)。登山で訪れた際はぜひお立ち寄りいただき、展示を通して南アルプスの魅力に触れてみてください。

Credit
Release
2025.06
Partner
株式会社電通ライブ/株式会社マルトラ
Rockaku Member
小島 慎平のイラスト

小島 慎平

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森田 哲生のイラスト

森田 哲生

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