2011.03.10
[ 1.つたえるちから ]
枝豆の誘導
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ケータリング現場で、僕はまるやまくんにこう命じた。
「まるやまくん、枝豆の皮を捨てる器に"皮用"って書いといて」
するとまるやまくんはちょっと考えてからこう答えた。
「必要ないですよ」
まるやまくんはおもむろに枝豆を1つ食い、
器に皮を捨てた。
「これでこの器は皮入れ用です」
ほほう。
皮が捨ててあれば、次に器を見た人にとって、
それは「皮入れ」以外のなにものでもない。
「無言の誘導」を仕掛けたわけだ。
感心する僕に、まるやまくんは言った。
「おいしいですね。この枝豆」
◎◎◎◎
一見、なんてこと無い思いつきかもしれないけど、
僕はけっこう感銘を受けた。
で、今日のツール企画会議の時にパクらせていただいた。
クライアントさんも感心しておいででした。
コピーとかデザインの使命のひとつには、
人間の行動に「傾斜」を着けて、
自然に誘導を仕掛けていくことがあると思ってます。
ちゅうことで、この、ふとしたアイデアは、
とても示唆にあふれていると感じたわけです。
