ファスナーがないという自覚。

三十路入ってから、ある晩、鏡の前に立ってふと思ったわけです。

「あ、この着ぐるみ、一生脱げねーや。背中にもファスナーねえし」

...と。
たぶん、この覚悟を「自覚」と呼ぶんですよ。

見苦しかろうが、不細工だろうが、
もう、この着ぐるみで舞い踊るしかないわけなので。ええ。
ソレ、わっしょいしょい。



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