性格のふいっち

「性格の不一致」

彼女の部屋で何となくつぶやいてみた。
とりあえず、無視された。

思いつき様、言葉の響きを発音して試すのは、
職業的な部分も相まって、もはやちょいとした病気だ。

発音してみた結果、「不一致」が「which」ぽくて、
僕の中では、なんだかそれが引っかかった。

「性格のwhich」
「・・・性格のwhich」

今度は無視されずにかぶせてもらえた。
僕らはすかさず、交互に連呼する。

「性格のwhich」
「性格のwhich」
「性格のwhich」
「性格のwhich」

とりあえず、ふたりは目を合わさずに、
言葉の舌触りだけを確かめて、少し笑った。

こんな些細な一致があれば、
僕は楽しく生きていけるのだなあと、
思ったりした。
相手にする方はいい迷惑だろうけども。

(もちろん創作ですよ)



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