コピーという呪術。

言葉は、ある一定のモノゴトにつけられる定義だ。
その最たるものは名前。

夢枕獏の陰陽師(漫画だけど)で、安倍晴明は、
ものにつけられる名前を定義づけて「呪(しゅ)よ」と言う。
すなわち、一定のかたちを縛る、理(ことわり)のようなものだ。

コピーって、ある種、それと同じなんじゃないだろうか。

・おはようからおやすみまでくらしをみつめる(ライオン)
・あしたのもと (味の素)
・味ひとすじ (永谷園)
・うまい、やすい、はやい (吉野家ディー・アンド・シー)

企業が掲げるキャッチコピーや、コーポレートメッセージは、
マーケティング用語で、「ブランドプロミス」ともよばれる。
生活者に対し、そのブランドが約束するベネフィット。
つまりは"縛り"であり、"理"である。

で、Rockakuだ。
「時間と約束を守る」。
多くの同業者から評価されつつも、
「なかなか無茶な看板掲げてるねえ」とも言われている。

運営してみて感じること。
それはまさに「呪い」だった。

メールのシグネチャには必ず「時間と約束を守る〜」が入るのだ。
Rockakuというブランドにとって、守らなければいけないプロミス。
だから、締切はどんなことをしても守るし、
守れない約束はしないようになった。
つまり、僕はコピーに縛られたワケである。

コピー。
ある意味、現代の呪術がここにあったりする。



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